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ガン克服のための生き方・生活習慣

 

ガン予防は生活習慣が第一!


 国立がんセンター予防研究部長の津金先生によれば、『日本人のためのガン予防は生活習慣が第一』といいます。
 最近になって、ガンは生活習慣の一つと考えられるようになってきました。親子で同じガンになると、遺伝と思いがちですが、同じ環境の中で暮らし、同じような食生活をしていれば、同じ病気になる可能性は、当然高くなります。

 特に、ガン発症の危険性は、食習慣に大きく依存しているようです。現代人は、日々の生活が忙しいこともあって、食事の時間が不規則になる人が少なくありません。例えば、朝食を抜くと、胆道ガンになりやすいという報告もあるようです。不規則な食生活は、ガンの発症リスクを高める要因となります。

 手軽なレトルト食品やインスタントフードを多食する人も増えています。これらの食品にばかり頼っていると、塩分や脂肪、糖質を摂りすぎる反面、ビタミンやミネラルの乏しい偏った食生活になってしまいます。

 また、食事の欧米化や偏食によっても、栄養バランスに大きな偏りが生じ、体のさまざまな機能が低下し、免疫力が衰えてきてガンを招きやすくなるのです。

 どんな食生活が各部のガンの発病に関係するかも、研究によって段々とわかってきています。例えば、胃ガンは塩分の摂りすぎる人に多発し、肺がんは野菜不足の人に多く、肉が好きな人は前立腺がんになりやすいことが報告されています。

悪い環境にも要注意!


 食品の摂り方と並んで大事なが生活環境です。川や湖、海などもさまざまな細菌や化学物質によって汚染されています。川や湖から汲み上げた水に、塩素を大量に投入して殺菌して、水道水として各家庭に送られています。

 水道水には、安全基準がありますが、取り除けなかった発ガン物質が水と一緒に体内に入って蓄積し、なかなか排泄されないこともあります。

 また、外気は、工場からの煤煙や車の排気ガス、花粉、あるいは黄砂など含まれており、室内にまで侵入してきます。室内にも目に見えない化学物質が浮遊しています。

 室内と外気の空気の汚れを調べたら、外気のほうがきれいだったという研究報告すらあるそうです。こんな状態では、ガン予防対策として浄水器や空気清浄器を使用することも必要になってきます。

 運動不足やストレス、睡眠不足なども、自律神経や血管の働きを乱し、体の不調や免疫力の低下を招きます。ガンの中でも特に、胃ガンの発病にはストレスが大きく関わっていますので注意が大切です。

中医学から見た悪い生活習慣


 健康と思っていた人が突然、ガンを宣告されたり、心臓疾患や脳血管系疾患で、突然、倒れてしまうことがあります。本人にとっては、予想もしなかった突然の病は「自覚がなくても、身体はいつ発症してもおかしくない不健康な状態だった。」ということができます。

 このように「健康ではないが、発病していない状態を、中医学では未病」といいます。中医学とは、東洋医学の代表的存在で、主に漢方薬を中心とした治療を行う医療です。

 進行ガンや難治性の疾患など、西洋医学での治療が難しい患者の救世主として、その名を知られる中醫クリニック・コタカの小高博士は「万病の元となる未病を治す」ことで有名です。小高先生は中医学について、以下のような考え方をしておられます。

 西洋医学では、現れた症状に対しての診断と治療しかできませんが、中医学では、未病の段階で診断を下すことも、治すことも可能です。未病診断の核となるのは、身体を構成している気、血、そして、津液の状態を診ることです。

 津液とは、体を流れる血液以外の成分の総称で、汗や細胞液、リンパ液などを指します。気、血、津液の量が不足したり流れが滞ると未病の状態になります。

 未病を放置しておくと、気、血、津液が滞った場所にガンが発生することになります。下図は未病の原因となる生活習慣を示しています。中でも最も悪いのは冷たい飲み物、冷たい食べ物の摂りすぎです。胃を冷やすと同時に呼吸道すなわち、肺機能も冷やすことになります。

 冷えれば当然、機能が低下します。肺と胃は、身体の水分処理を担っているので、これらの臓器が機能低下を起こせば、病的な水が体内に溜まります。

 こうした水のよどみが血、津液の流れを滞らせ、未病やガンを引き起こすのです。冷えると鈍くなるので、ガンの前兆に気づきにくいのです。近年は、自動販売機に冷蔵庫、クーラーと身体を冷やすものが多すぎるから、ガンも末期になるまで気づかない人が増えるのです。

 未病やガンをつくり出すのは冷えだけでなくストレスも又、気、血、津液の流れを滞らせる原因になります。病気になる人、ならない人、そして治る人 」名医12人の「健康診断」が怖い人が読む本(樹林ゆう子著)には、次の図のように未病を招く原因が紹介されています。

未病を招く原因

 中医学では、気は血や津液を全身に運ぶ役割を担っています。だから、気が滞ると血や津液も巡りが悪くなり、淀んで汚れ出します。いわば、免疫力が落ちた状態になってしまいます。

 未病とは、病気の一歩手前ともいうべき不健康な状態です。私達はこの状態をキャッチして、不健康な状態から体調を回復できるよう日々の生活のあり方を見直していくことが大切になります。

悪い生活習慣を変える「セルフ治療」


 e−クリニックの岡本先生の提唱されている「セルフ治療」は、末期ガンより生還した人たちのアンケート調査結果で導き出された「メンタル、食事、運動の3つの柱」を中心にした生き方です。



 ガンを告知されて、平静でおられる人は一人もいません。誰もが落ち込み、気が沈み、頭は真っ白になってしまいます。中には、うつ状態になる方も少なくありません。

 ガンを治すには、ガン細胞を増やさないようにすることが基本です。そのためには、ガンを攻撃する要となるリンパ球を増やし、免疫力を強化することが必須です。

 ですから、どんな心境であれ出来ることから始めるしかありません。セルフ治療の3本柱になっている食事や適度の運動は、今からでも始められます。また、24時間の生活リズムを造る上では、早寝早起きを心がけ、睡眠時間は6〜8時間とるようにします。

  このように早寝早起きを定着させ、日々の食事の内容を変え、毎日、運動を少しずつやってみることです。体調が少しでもよくなってくれば、気分も変化しだんだん明るくなってきます。

 気分が明るくなれば、考え方も前向きになり、治そうという気持ちも意志も強くなってきます。「もうダメだ」と思えば、免疫力は低下してしまいます。

 余命の宣告は気にしない、なんとかなる。ガンは自分で治すものと自覚し、人任せにせずに、自立心を持つことです。そして、自分は変われるという勇気を持つことです。

 男性の場合は、頭では玄米菜食が良いと分かっていても、なかなか実行しないケースがよくあります。とにかく、「やるだけのことはやったから、後は何でも来い」と運を天に任せるという、一種の開きなおりも大切です。このような心境が自己治癒力を高めてくれるのです。

 このような生き方、生活習慣による「セルフ治療」の効果は歴然としています。下図に「セルフ治療をした場合」と、「しない場合の比較」を紹介しておきます。この結果をみれば一目瞭然です。あなたもやって見ない手はないでしょう。

 セルフ治療をした場合と、しない場合の比較

体内時計とガンとの関係


 およそ、この地球に住んでいるすべての生き物は、一日のリズムを刻む「体内時計」(生体時計、生物時計とも言う)を持っています。

 体内時計に詳しい東京女子医大病院東医療センターの大塚邦明病院長によれば、夜になると眠くなり、朝になると目が覚めます。昼には体温や血圧が上がり、夜は下がります。

 こうした規則正しいリズムをつくる役割を果たしているのが体内時計なのです。体内時計の一日は、多くの人が24.5〜25時間であることが分かっています。 この生体のリズムをサーカディアンリズム(概日リズム)と呼びます。

 地球の自転周期は24時間なので概日リズムとの差は毎日、0.5〜1時間あり、このズレを調整する必要があります。体内時計は、視床下部と呼ばれる脳のこめかみの奥の視交叉上核という場所にあります。

 それが親時計です。最近になって心臓や皮膚など全身の細胞にも時計があることがわかってきたのです。脳にある親時計が、自律神経やホルモンを連絡路として、全身にある子時計(末梢時計)に指令を出して概日リズムを刻んでいます。

 2000年以降、体内時計の乱れは、高血圧や糖尿病などの生活習慣病や骨粗しょう症、ガンなどの病気につながることが世界中の研究で明らかになっています。体内時計が乱れるとガンになることを示す数多くの論文が発表されています。

 大塚先生はこうも説明されています。体内時計には、時計細胞という名の多数の時計遺伝子が含まれています。時計遺伝子に、いくつかの種類があり、うち一つの遺伝子を取り除いたマウスに放射線をあててガンを発症させます。

 時計遺伝子に異常のないマウスにもガンを作りその予後を比較したところ、時計遺伝子のないマウスのガンの成長速度が速くなりました。分子生物学の手法で体内に時計遺伝子を増やしてやると、ガンが小さくなることが確認されたとう報告もあるといいます。

 体内時計の乱れだけがガンの原因ではありません。しかし、ガンができる大きな要因の一つに体内時計の異常があることが分かってきたのです。人間も体内時計遺伝子が壊れると、概日リズムが乱れるだけでなく、ガン細胞の増殖につながる可能性があるというわけです。

 時計遺伝子こそが、寿命を操る遺伝子だといいます。高齢者は不老長寿を操る時計遺伝子の働きが落ちていることを自覚して、効率よく体内時計を動かす工夫が必要で、それには次のようなコツがあります。
生体リズムを守るための7カ条と実践のコツ
出典:大塚邦明著「100歳を可能にする時間医学 老化と寿命の謎を解く

朝は明るく、夜は暗く


 体内時計を整え正すためには、毎日0.5〜1時間の、体内時計のリズムと地球の自転リズムのズレを調整するために、もっとも力を発揮するのが太陽の光です。

 1日24時間のうち活動を開始する時間帯、つまり、朝に太陽光を浴びることによって、体内時計の針が戻り、24時間に修正されるといいます。

 どの程度の明るい日差しを浴びればよいかというと2,500ルックス(蛍光灯の照射量は500〜1,000ルクス)以上の明るい光を30分くらい浴びることが大切で、曇りの日の明るさでも大丈夫といいます。

 一方、夜に光りを浴びてしまうと概日リズムはますます地球の自転リズムとかけ離れてしまいます。夜更かししてテレビやパソコン、携帯の画面を見ると体内時計が日中だと勘違いしてしまい、体内時計を光りでリセットする仕組みが狂ってしまうのです。

メラトニンとがん


 夜に明るい環境下にいると良くないもう一つの原因があります。睡眠と覚醒のリズムをつかさどるホルモン「メラトニン」の分泌量が減ることです。

 今、生体時計の専門家の間では、「メラトニン分泌を抑える夜の光」、「メラトニンとがん」が話題を呼んでいるといいます。

 東京ベイ・浦安市川医療センターの神山潤センター長によれば、「メラトニンは脳の松果体とい場所から分泌されるホルモンで、目が覚めてから14〜16時間後、夜暗くなると分泌されます。夜に浴びる光線の量によってメラトニンの分泌が減ってしまいます。」とアドバイスしています。

 メラトニンの果たす役割の一つに、酸素の毒性から細胞を守る「抗酸化作用」があります。そのため、老化防止やガンができるのを防ぐ抗ガン作用があるのです。

朝はグレープフルーツの香りから


 先に出た親時計(中枢時計)の指令の影響を受けない子時計(末梢時計)がある、いわゆる「腹時計」です。腹時計だけは親時計のいうことを聞かないのです。血液中のブドウ糖やインスリンの量などの指令を聞くため、食べることが刺激になります。

 朝の光、メラトニンに次いで、3番目の長寿のポイントは食事です。三食中もっとも重要なのが朝食です。朝目が覚めたとき、体は断食状態にあります。

 体温は低く、エネルギーが不足しています。朝食を食べると体全体の代謝が上がり、ブドウ糖の補給によって頭もスッキリしてきます。大塚医師は、食事と合わせて、朝食後のグレープフルーツです。

 グレープフルーツの香りは、朝の活動モードの主役である交感神経の活動を高め、血圧や体温を上昇させます。副交感神経の活動を抑えるため、体がよるのモードから活動モードに切り替わるのを助けてくれるといいます。

睡眠の借金はためない、すぐに返すこと


 神山先生によれば、一日の中で眠くなる時間帯が午前4と午後2字の2回あります。逆に言えば、これ以外の時間帯は眠くなってはいけないのです。

 本来はシャキットしていなければならないはずの午前中に眠たいのは明らかに睡眠が足りていない証拠です。「午前10時〜12時までに眠気がなく元気かどうか」が、睡眠時間が足りているかどうかを判断する一つの目安です。

 午後2時ごろに眠くなれば昼寝をすることが大切だといいます。日本では、職場で昼寝をとる習慣は少ないのですが、生体リズムの立場からはごく自然のことなのです。

寝ることは美徳、残業(夜更かし)は罪悪


 睡眠不足は肥満になるという調査があります。アメリカのスタンフォード大学の調査によれば、睡眠時間が7〜8時間の時、腹囲や肥満を示す体格指数のBMIがもっとも低かったといいます。寝ないと太るは今や世界の常識です。

 土日に「寝だめ」をすれば睡眠不足は解消できると思ったら大間違いです。逆に、月曜日に体調が悪くなる「ブルーマンデー」現象が起きる場合があります。

 労働安全衛生総合研究所の高橋正也上席研究員によれば、月曜日から木曜日くらいまで少しずつ睡眠不足が積み重なると、眠気や疲労感を解消するのに一週間ぐらいかかることが研究で確認されているそうです。

 睡眠不足という借金は絶対ためないことです。どうしても徹夜しないといけない日があったとしても翌日はできるだけ早く休むようにします。借りた借金は直ぐに返すことが鉄則です。

 体内時計の変化は、体温の変化によく表れます。午前5時ごろから昼間にかけて体温が上昇するにつれ、脳が覚醒して、活動しやすい状態になります。午前中は、まだ疲労はありませんのでクリエイティブな仕事にいい時間帯です。

 逆に、効果が悪い「魔の時間」は、午後2時〜4時です。ドライバーの自己の多い時間帯でもあります。この時間帯は、メールチェックや資料整理、移動などあまり頭を使わなくてすむことで過ごしたほうがいいので。

 夕方、4〜5時は、一日で一番体温が高まるため、重要な仕事や明日につながる準備に使うといいのです。結局は、「朝日を浴びて起き、昼は活発に働き、夜は暗くなったら眠る」、古来の生活が生体リズムに合致している生き方なのです。

 人は、自転周期が24時間の地球によって生かされている動物だという謙虚さを持つことが大切です。生体時計を無視して、或いは軽視して夜更かしや朝寝坊などはもってのほか、眠ることは罪悪、残業・夜更かしが美徳といった風潮は変えなくてはならないのです。

 自分のからだの声に耳を傾け、生かされている生き方に心がけていくことが、心身から本当の幸せを感じるのではないでしょうか?

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